別名「雨降山」（あふりやま）とも呼ばれている大山にある神社です。社伝によると崇神天皇の御代（紀元前９７～３０年）に創建されたと伝えられています。大山は古くから山岳信仰の対象として知られており、山上によく雲や霧が生じて雨を降らすことが多いとされたことから、「あめふり山」とも呼ばれていました。７５２年には雨降山大山寺が建立され、中世以降は源頼朝を始め、北条氏・徳川氏など、武家の崇敬を受け、発展していきました。明治時代には廃仏毀釈の動きにより、大山寺の称が廃止され、「阿夫利神社」に改称され、現在に至っています。

ご祭神として【本社】大山祗大神（おおやまつみのおおかみ） - 願望実現・仕事運をもたらす、産業・海運・酒造の神【奥社】大雷神（おおいかずちのかみ） - 火災・盗難除けの雷神【前社・二重社】高龗神（たかおかみ） - 水や雨を司る水神を祀っております。大山祇大神は、富士山に鎮まるとされる木花咲耶姫の父でもあるため、かつては大山と富士山の「両詣り」も盛んでした。現在でも立身出世を願う方のパワースポットとして非常に人気があります。