大山参りが江戸中期以降に盛んになり、大山への参道は大いに賑わいました。元々はこま参道の左を通る「もみじ坂」が本道だったのですが、関東大震災で崩れてしまいました。修復は困難だったため、「もみじ坂」の右に新しい参道が造られたのですが、その参道沿いに大山名物の大山こまが売られていたので「こま参道」と呼ばれるようになりました。こま参道の石段は３６０段ほどあり、旅館や食堂、土産物店、豆腐料理屋などが軒を連ねています。その軒下には幸せを呼ぶ色とりどりの布まねきがはためいており、大山講歓迎の目印となっています。

大山ケーブルカーの手前にあるという丁度いい場所にあり、大山ケーブルカーに乗る為には必ずここを通らなければなりません。参拝や登山をする前にここで英気を養ったり、帰り道に休憩やお土産を購入したりするといいかもしれませんね。